墓じまいの不安を解消

コラム

墓じまい後の墓石はどのように処理されるか。

墓じまい後の墓石の処分方法を詳しく解説!

墓じまいを行った後、取り出した遺骨は「改葬」や「永代供養」などの方法で供養されますが、墓石自体はどのように処分されるのか?
墓石の処分方法は意外と知られていませんが、実は以下のような方法があり、それぞれに特徴があります。


1. 墓石の処分方法(一般的な流れ)

① 石材店による撤去・処分

墓じまいを行う際、ほとんどの場合は石材店に依頼し、墓石を撤去・処分します。

  • 墓石を重機で取り外し、砕石(さいせき)処理を行う。
  • 処分場へ運搬し、砕石や埋め立て資材としてリサイクルされることが多い。

📌 ポイント
墓石は自治体のゴミとしては出せないため、専門業者に依頼する必要がある。


② 寺院や霊園の敷地内で「供養塔」や「墓石供養所」に移す

寺院や霊園によっては、撤去した墓石を供養塔や墓石供養所に安置する場合があります。

  • 「お墓を完全になくすのは抵抗がある」という人向けの選択肢。
  • 石材を再利用することもある。

📌 ポイント
お寺や霊園に相談すれば、供養塔に移すことができる可能性がある。
遺族の希望で供養塔へ移すことも可能。


③ 墓石を自宅の敷地に移動する

  • 墓石の一部を庭などに移動し、記念碑や供養のシンボルとして活用する方法。
  • 「ご先祖の記念として残したい」という場合に選ばれることがある。

📌 ポイント
寺院や墓地管理者に事前に相談が必要。
処分ではなく、供養の一環として検討されることが多い。


④ 墓石を寄付・リサイクルする

墓石は「御影石(みかげいし)」などの高価な石材で作られているため、リサイクルされることもあります。

  • 一部の石材店では、古い墓石を再加工し、新しい墓石や石材製品として再利用する
  • 学校や公園の舗装材として使われることもある。

📌 ポイント
墓石の形を残したまま寄付できる場所は少ない。
再利用する場合も、元の文字は削られる。


⑤ 海や山に「自然石」として還す(自然供養)

墓石を処分せず、川や海、山などに石として戻す方法もあります(ただし、自治体の許可が必要)。

  • 山や川に戻すことで、自然に還す供養の方法とすることもある。
  • 自治体のルールや環境への影響を考慮する必要がある。

📌 ポイント
自治体によっては違法になる場合があるため、事前に確認が必要。
山や川に戻す場合、宗教的な儀式を行うことが多い。


2. 墓石の処分費用

墓石の処分には撤去費用+運搬費+処理費がかかります。
一般的な費用相場は以下の通り。

墓石の撤去・処分費用の相場

墓石の大きさ 費用の目安(1基あたり)
小さい墓石(0.5㎡程度) 10万円~20万円
中くらいの墓石(1㎡程度) 20万円~30万円
大きな墓石(2㎡以上) 30万円~50万円

📌 ポイント
墓地の立地(山間部や狭い場所)によっては、費用が高くなることがある。
墓石が大きいと、運搬や処理のコストも上がる。
事前に複数の業者から見積もりを取るとよい。


3. 墓石処分の際の注意点

① 勝手に処分しない!

  • 墓石は勝手に撤去や廃棄してはいけない。
  • 墓地の管理者(お寺や霊園)に相談し、適切な方法で進める。

② 閉眼供養(魂抜き)を行う

  • 墓石を処分する前に、「閉眼供養(へいがんくよう)」を行い、墓石から魂を抜く
  • 宗派によって供養の方法が異なるため、お寺や僧侶に相談するのがベスト。

③ 親族と相談する

  • 墓じまいは家族や親族との意見が分かれることがある。
  • 「墓石をどうするか?」について、事前に話し合っておくことが重要。

4. 墓石の処分でよくある質問

Q1. 墓石を撤去しないでそのまま放置してもいい?

NG!

  • 墓地は「永代使用権」で借りているため、墓じまいしない限り管理費がかかる。
  • 放置すると、墓地の管理者によって強制撤去される場合がある。

Q2. 墓石を別の場所に移動することはできる?

可能。

  • 自宅に移す場合、自治体の許可は不要。
  • 墓石の一部を記念碑として残す人もいる。

Q3. どの業者に依頼すればいい?

石材店 or 墓地の指定業者

  • 墓地の管理者に「指定業者」がいるか確認。
  • 指定業者がいない場合、複数の石材店から見積もりを取る。

5. まとめ

墓じまい後の墓石は、基本的に石材店が撤去・処分する。
処分方法は「砕石処理」「供養塔への移動」「寄付・リサイクル」「自宅供養」などがある。
墓石の処分には10万~50万円ほどかかる。
処分前に「閉眼供養(魂抜き)」を行い、家族とよく相談することが大切。
無断で撤去・放置すると、管理者から強制撤去される可能性もある。

墓石の処分は慎重に進める必要があります。家族の意向や供養の形を考えながら、最適な方法を選びましょう!